ユーザー様より「一斗缶もペール缶も1台で使えるとありがたい」というようなご意見を頂くことがありますが、弊社では標準機にそういう機能をあえてつけておりません。このような機能を付けるとコストがかかり、最終的に商品の価格に反映されることになります。さらに構造が複雑になることにより故障の確率が上がったり、容器のセットの手間が増える等、【まぜまぜマン】の特徴であるシンプルさを損なうことになります。実際、ほとんどのユーザー様が使用する容器は決まっていますが、複数の容器を使用するユーザー様は数パーセントいらっしゃいます。
そういったどうしても1台で複数の容器に対応した【まぜまぜマン】がほしいというユーザー様にはフットワークの軽いミスギは別作にて対応いたしますのでお気軽にお申し付けください。
【まぜまぜマン】はかくはん羽根等いっさい使用せずに容器を密閉状態で回転させることにより内容物を混ぜるので、ダマが出来やすいワークはそのままでは不得意ですが、容器内に邪魔板(ものにより網や棒等)を設置するなどで解消できることが多く、実際に上記方法にて使用されているユーザー様もいらっしゃいます。
【まぜまぜマン】は密閉した容器に混合・かくはんされるものを入れ、内容物を三次元的に対流させることにより均一化します。密閉容器の中で内容物が流動し、混合・かくはんされますので、内容物の推奨容積は密閉容器の60〜80%までとし、20〜40%の空間が必要となります。また内容物により、さらに空間が必要な場合もあります。
そこで重要なのが『カサ比重』です。
カサ比重の簡単な求め方は、1Lが計量できる容器にカサ比重を計る材料を1L入れ重量を計ってください。
例えば)カサ比重0.55の粉体を10kg混合する場合
10kg÷0.55=18.2L(カサ)
18.2L÷0.7(充填率70%の場合)=26L(必要な容器容量)
液体に比べ流れの起きにくい粉体や粒体等は、場合により充填率を60%程度まで下げる(空間を多くする)必要があります。1バッチの量を重量ベースで決定される場合、カサ比重を算出してから容器(容量)や機種を検討する必要があります。
くれぐれもカサ比重(見かけ比重)と真比重を区別してお考えください。
もちろん使えます。
液体とは異なり、粉(粒)体は流れが起きないため、かくはん羽根では混ざらないことから、むしろ容器を回転させて混ぜる方法は最適といえます。
一般的にかくはん羽根式は容器の隅々まで対流が起きにくく、かくはん不足となり品質にムラができます。しかも作業者により作業度合いがまちまちで、均一化しづらいのが実情です。
また、材料が変わるたびに羽根の洗浄が必要で、後片付けに手間がかかります。
当社の容器回転式「まぜまぜマン」であれば、スミズミまでよく混ざり、無駄な手間も省けます。
可能です。図のように取っ手が缶ホルダーにはさまるよう設置してください。缶ホルダーにはさむことができない場合は、取っ手をテープ等でしっかり固定してください。
動力源としては問題ありませんが、窒素ガスは超乾燥ガスとなり、潤滑性を補う必要があるためルブリケータ(オプション品)の取り付けが必須となります。
尚ルブリケータは後付けできませんので、あらかじめ機械仕様決定時に、追加選定下さい。
スペック上の最高回転数を実現するために必要です。最高回転数で使用されない場合は、0.5MPa以上あれば使用できます。
また、0.6MPa以上の場合は本体で減圧するので、問題ありません。
SKB-50シリーズはエアーモーター式ではない独自の機構を採用しており、無給油で使用できます。但し、1日の使用時間が長い等のご使用条件によっては、ルブリケータを取り付けた方が良い場合があります。
詳しくは「SKB-50シリーズ ルブリケータ(メーカーオプション)」をご覧ください。
可能です。
実際に肉の下味やこんにゃくの風味付けなどの目的でご使用いただいております。
省力化、時間短縮、味の均一化ができると好評です。
SKH-40SXはSKH-40SA(安全カバー付)から安全カバーを無くした機種です。
後に安全カバー付に変更は可能ですが、分解を伴う取り付けのため、弊社にて改造扱いでの対応となります。
安全カバーのみの販売は行っておりません。
確かに、モーターより若干キーキー音が発生する場合があります。これはモーターの簡易ブレーキから発生する機能音であり異常ではありません。
SKH-40シリーズよりSKH-90シリーズのほうが、ブレーキ容量が大きいため、より大きな音が発生する場合があります。
モーターの減速機内部のギヤーのあそびにより発生する音です。
特に無負荷時に発生する場合がありますが、異常ではありません。
部品につきましては基本的に販売しておりません。
但し、消耗部品としてホルダーの「レバーロック」と「安全カバーステー(2本セット)」は販売しておりますので、詳しくは「お問合せ/カタログ請求・その他」よりご依頼ください。
電気式機種の場合、運転中モーターケースの表面温度はかなり高くなり、場合によっては90℃近くなることがありますが、ACモーターの特性であり異常ではありません。また放熱性確保のためモータ部にはカバーなど付けないでください。
不用意にモーターに触れたり、可燃物を近くに置くと思わぬ事故を招くことになりますので、十分ご注意ください。
機種、ご使用状況により異なりますが、以下を目安にしてください。
SKH-40、SKH-90ツイン:
適宜駆動チェーンの伸びを確認し、調整範囲を超えて伸びを確認した場合はメンテナンス時期です。本体を弊社へお送りください。
SKB-50:
1年程度を目安にいちどお送りいただければ、以後の参考メンテナンス周期がわかります。
ご購入時に同梱されている保証書にてご確認いただけます。
標準機本体でご確認になる場合は、機種と時期により貼付場所は異なりますが、写真の赤丸のあたりをご確認ください。
(写真をクリックすると拡大表示されます)
簡易型は持ち運びを想定した機種で、安全カバー付とはフレームが異なるため、安全カバーを取り付けることは出来ません。